コロナ禍の影響もあり、西日本地区では前回大会から3年ぶりのプロフェッショナルフォトゼミナールWEST-2022を3月30日、31日の2日間わたり開催する事ができました。
「時流独創~新たな挑戦」をテーマに、今まで参加の少なかった女性カメラマンや若手スタッフをターゲットにした講座や時代に合わせたSNSやドローンなどに特化した講座を企画しました。そして何よりも、コロナ禍になりオンラインでのセミナーが続いていた状況でのリアルでの開催にこだわり準備を進め、会場でもあった日本写真映像専門学校の協力もあり無事開催する事ができ、2日間で125人の方に受講していただけました。
また今大会では10社ものメーカーがブース出展してくださりメーカーブースも大盛況でした。受講生の方には講座だけでなく久しぶりにメーカーの方と話せたり仲間に会えたり「リアルでしか味わえない学びや出会い」を感じてもらえたのではないかと思います。
〈クリエイティブコース〉
前回大会でも好評であったレタッチ講座を2日にわたり開催しました。講師には前回に引き続き株式会社ヴィータの佐藤先生と兵頭先生にきていただき、前回の受講生から「もう少し基本的な部分を知りたい」「もっとレベルの高い技術も聞きたい」などの意見も多かったので今回は初級編と上級編に分けての講座になりました。初級編ではphotoshopの基礎からレタッチまで丁寧に教えていただきました。改めて自分たちがphotoshopをわからずに使っているんだなと実感しました。上級編では実技だけではなく、広告業界の流行りや講師からの視点で今後の写真館について教えていただきました。受講生からの実例などにも実技を交え答えてくださり、両日ともすぐに仕事に生かせる内容になっていました。
〈テクニックコース〉
WESTでは第1回から人気のスタジオ実技では富士コン金賞作家である阿部先生に来ていただきスタジオでのライティングと撮影、そして仕上げの作業まで実践していただきました。受講生の方々にも被写体になってもらい、お客様目線で先生の技術や思いを感じてもらえたと思います。また先生の写真やお客様への考え方も伝えてくださり、受講生は技術だけでなく心にも多くのものを得れた充実の1日になりました。
今回初めてのニューボーンフォト講座では1000人以上の新生児を撮影しているHide先生に「安全·安心」なニューボーンフォトについて教えていただき、赤ちゃんにとっての安全とママにとっての安心な技術や心構えだけでなく巻き方やポージングなどのコツを実演してもらい受講生にも人形を使い体験してもらう事ができました。
〈ビジネスコース〉
SNSでママ層から大人気の保坂先生は「何をすればお客様が喜んでくれるか?」を常に考えておられ、写真館の常識にとらわれない世界観作りや撮影方法、SNSを使っての集客方法など写真館に今必要なことを教えてもらえました。また後半にはアスカネットの人気商品を受講生の写真を使って制作してもらいました。メーカーの方に直接アドバイスをしてもらえる貴重な体験になったと思います。
新しいビジネスとして注目されるドローンでは伊東先生からドローンをただ空撮に使うだけでなく多くの活用例を紹介していただき、特に学校写真ではドローンでの撮影だけでなく学校写真の価値を上げる方法などとても充実した内容になっておりました。後半のドローンの法令の解説では今知らなくてはいけない情報を知ることができました。
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