「変えよう写真館」をテーマに
第61回 四国写真家協会 徳島大会 開催
2025年8月5日・6日、第61回四国写真家協会徳島大会が、徳島市のパークウェストンにて盛大に開催されました。今回の大会には、四国各県から多くの写真館の皆様に加え、全国各地より取引業者の皆様もご参加くださり、地域の写真文化発展を目指した熱い議論と交流の場となりました。
開会にあたり、四国写真家協会・東埜正信会長より歓迎の挨拶があり、続いて来賓として日本写真館協会・長崎副理事長より祝辞を賜りました。皆様のご支援とご協力により、大会は一層意義深いものとなり、ここに厚く御礼申し上げます。
徳島県が掲げた大会テーマは「変えよう写真館」。このテーマは10年以上前から掲げられ、変革を求める写真館の現状に真正面から向き合い、「変えていきましょう」「変わらなければならない」という強いメッセージを発信し続けてきました。
近年では、フリーカメラマンやママさんカメラマンの増加が顕著で、彼らは必ずしも充実したスタジオを持たないものの、ロケーション撮影を中心に据え、データ販売に積極的に取り組んでいます。こうした環境変化に対応するため、私たち写真館はスタジオ撮影の技術力をさらに磨き、その魅力を全面的に発信していくことこそ、次の時代への大きな一歩であると考えています。
大会初日には、山形県の佐直写真館より佐直和春氏をお招きし、「もっと楽しく!もっと自由に!Nowhere!〜撮影のポイントとアイデア〜」を演題に講演が行われました。光と影を巧みに操り、写真の質を高める具体的な技術解説は、参加者にとって大変刺激的かつ学びの多い内容となり、写真館変革への意識を一層高める機会となりました。
2日目には、滋賀県のエクボスタジオより野口陽平氏をお迎えし、「学校アルバム制作」に関する講演が行われました。四国地域でも多くの写真館が学校アルバム制作を手掛けており、参加者は売上増加策、新商品の提案、編集作業効率化など、実践的で即戦力となる多くの知見を得ることができました。
また、コンテストの結果発表も行われ、金賞は徳島県・上野写真館の上野優子氏による作品「7人の楽器を持った小学生7人」が受賞しました。審査を担当した佐直和春氏からは、被写体配置の巧みさや光のバランス感覚の優秀さが高く評価され、観る者を魅了する素晴らしい作品として紹介されました。
大会の締めくくりとして、会場をグランドパレスに移し懇親会が開催されました。徳島らしい阿波踊りのパフォーマンスで会場は大いに盛り上がり、各県から集まった参加者全員が心から楽しみ、交流を深めるひとときとなりました。
最後に、多くの写真館の皆様と取引業者の皆様のご尽力により、本大会は大成功を収め、地域の写真文化発展に繋がる素晴らしい成果を上げることができました。 次回、2026年は愛媛県での開催が予定されております。より多くの会員の皆様にご参加いただき、さらなる交流と学びの機会となることを心より願っております。
この記事の投稿者
- (協)日本写真館協会広報部による投稿です。代理投稿を含みます。
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