第56回 四国写真家協会 香川大会

 2018年6月27日(水)、28日(木)、第56回四国写真家協会香川大会が、観音寺グランドホテルにて盛大に開催されました。四国四県の会員77名のほか、来賓、協力企業、展示メーカー・商社を合わせて総勢102名が参加した今回の大会テーマは、「守(しゅ)・破(は)・離(り)」。かの千利休が歌った「規矩(きく)作法 守り尽くして 破るとも 離るるとも「本」を忘るな」という歌から引用した言葉で、「教えを守り続けながらも、いつしかそれを打ち破り、離れていくことも大切であるが、そこにある基本精神は忘れてはならない」という意味が込められています。
 開催県である香川県営業写真家協会・小山会長は常々、「営業写真館の基礎力向上」をテーマに掲げており、四国写真家協会・上野会長をはじめ各県会長の協力を得て、四国四県の会員の皆様にも広く伝えていく機会が実現しました。
 撮影技術、サービスの両面から基礎力向上を図るため、「~光の魔術師~イルコ・アレクサンダロフ氏(以下、イルコ氏)」と「ビジネスマナーインストラクター・大竹智子氏(以下、大竹氏)」を講師としてお迎えしました。

 初日は、演題「ポートレート撮影スペシャルテクニック」というイルコ氏の講演。SNS上での情報発信や講演活動などでも注目を集めているイルコ氏はまず、常に持ち歩いているカメラやレンズ、照明機材の一つひとつをカメラバックから取り出し、その特徴を説明することからスタート。休憩の合間には紹介された機材に触れる機会もあり、イルコ氏のカメラバックの中身に、会員は皆、興味深々でした。そして室内での撮影実技の後、会場外に移動してロケ撮影の実技。クリップオンストロボを用いたハイスピードシンクロ撮影を実演していただきました。光量やカメラの設定から背景・アングルの決め方など、イルコ氏ならではのテクニックを披露。講演の最後には、画像データの管理・セレクト方法まで紹介してくださり、そのセレクトスピードには驚嘆しましたが、斬新な作品を生み出しているイルコ氏の考え方は、どれも基礎にもとづき、基礎に応用を加えているものばかり。写真コンテストの審査も担当していただき、その講評内容に皆、聞き入っていました。

 二日目は、演題「意外と知らない社会人としての基礎マナー」という大竹氏の講演。あらためて「写真館はサービス業」という認識を深めていただくために企画した講演です。二日目早朝からの講演で会員の気持ちを高めることができるのか、少なからず不安も抱いていましたが、それは杞憂に終わりました。全日本作法会家督でもある大竹氏からは、開口一番「絶対に寝かせませんよ!」。一気に空気が変わり、会場内をくまなく活用する大竹氏の講演に、参加者は皆、気をぬくことができません。かといって張り詰めた感じではなく、終始和やかな雰囲気。その話術、表情、仕草ひとつひとつが、相手の気持ちを考えたものであり、まさにサービス業に求められていること。程よい緊張感と和やかな雰囲気の中、三時間近い講演時間はあっと言う間に過ぎました。もちろん、言葉の使い方や連絡方法の優先順位など、学んだ基礎マナーはすぐに自分の店で実践できる内容で、会員のみならず、商社・メーカーの方々からも好評を得ることができました。

四国写真家協会

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日本写真館協会広報部
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