第62回 関東写真館協会 群馬大会「創造」

2017年の関東大会は群馬が担当!

平成29年8月23、24日、群馬県渋川市の伊香保温泉 ホテル木暮にて、第62回 関東写真館協会 群馬大会が開催されました。

受付ではぐんまちゃんがお出迎え

受付ではぐんまちゃんがお出迎え

大会セレモニーでは冨野憲治実行委員長による歓迎の辞、小林かずとも関東写真館協会会長の挨拶に続き、参議院議員の山東昭子氏をはじめとする多くのご来賓の方々からご祝辞を賜りました。続いての関東写真館大賞授賞式では、今年は埼玉県の林陽平氏の作品が最高賞である文部科学大臣奨励賞を受賞されました。その後、次回担当県の千葉県の皆さんが登壇。奥田高宏会長から、来年は山ではなく海で、8月22日と23日に小湊のホテル三日月で開催されることが発表されました。

歓迎の辞を述べる 冨野憲治 大会実行委員長

歓迎の辞を述べる 冨野憲治 大会実行委員長

小林かずとも 関東写真館協会会長

小林かずとも 関東写真館協会会長

関東写真館大賞授賞式

関東写真館大賞授賞式


矢吹尚也氏による基調講演「写真と言葉と音楽」

セレモニー後は今大会のテーマ「創造」にふさわしい講師、北海道稚内市の矢吹尚也氏による基調講演「写真と言葉と音楽」が開催されました。この講演タイトルについて矢吹氏は、写真や音楽そして文章表現は、分野は違ってもどれも目的を持って何かを表現するものであり、例えば音楽を言葉で表すなど異なった方法を用いることでお互いを補うことができるとの思いから選んだと言います。

前半のパートでは矢吹氏が影響を受けた多くの写真家の作品が紹介されました。その過程では文学作品や短歌の一節が織り交ぜられ、またそれらと写真との共通性を紐解く解説も詩的で、新鮮な発見とともに更なる視点を私たちに与えてくれる内容でした。

矢吹尚也氏による基調講演「写真と言葉と音楽」

矢吹尚也氏による基調講演「写真と言葉と音楽」

後半にはベルリンと札幌を拠点に世界で活躍する作曲家でありピアノパフォーマーのhajime氏が登場。hajime氏は、ピアノとパソコンを組み合わせてその場でレコーディングをし、それを加工しながら演奏をするという驚くような技法を使い、矢吹氏の写真で構成されたスライドに合わせての生演奏を行いました。矢吹氏の写真が持つ空気感や間から導き出したというその演奏と映像との融合は、お互いを引き立てつつも、写真や音楽がそれぞれ持つ次元を超えた調和を生み出し、かつて体験のしたことのない、新しい何かに触れた思いを私たちに提供してくれました。

作曲家・ピアノパフォーマーのhajime氏による即興演奏

作曲家・ピアノパフォーマーのhajime氏による即興演奏

またこの日は、還暦世代を写したイベント「ReBorn 60」の展示や、日本営業写真機材協会による商品展示会とお楽しみ抽選会も行われ、豪華商品を手に喜ぶ声があちこちで聞かれるなど大いに賑わっていました。

商品展示会も大盛況でした

商品展示会も大盛況でした

大懇親会で挨拶をする 大町利夫 群馬県営業写真家協会会長

大懇親会で挨拶をする 大町利夫 群馬県営業写真家協会会長

大型機材を設置して行われた2日目開催のワークショップ「暗闇の中で視る光の力」でも、矢吹氏の光の操り方を大勢の参加者がメモを取りつつ熱心に聴講している姿が印象的でこちらも大盛況。これを持って2日間に渡る大会は幕を閉じました。

大会2日目に開催されたワークショップ「暗闇の中で視る光の力」

大会2日目に開催されたワークショップ「暗闇の中で視る光の力」

ご参加いただきました会員の皆様並びにご協力いただきましたメーカー・商社の皆様、ありがとうございました。次回、千葉県で再会できるのを楽しみにしております。

群馬県営業写真家協会
(写真/塩沢岳夫・鈴木心平、集合写真/角田一利、文/矢内剛志)

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